- 2023年1月、ダボス(スイス)にてブロックチェーンを活用した金融包摂プロジェクトを発表し、“Payment Revolution” 「給与(支払い)革命」を推進 -
株式会社ADVASA(アドバサ、本店:東京都港区、代表取締役:小杉 朝光、以下「ADVASA」)は、ユニコーンとして時価総額2,000億円の評価を得て、資金調達を実施しました。
ADVASA は、いつでも働いた分の給与に即時アクセスすることができ、あらゆるウォレットでの受取、決済まで一気通貫で提供し、日本のキャッシュレス率の向上に貢献してまいります。様々な給与計算、経費精算、勤怠管理と連携しており、特許で保護された給与トータルDXソリューションを、企業、従事者へ手数料を一切無償提供しています。
また、給与デジタル払いにも対応しており、月一回の給与計算、給与支払いだけではなく、働き方の多様化による給与の即時支払いも自動化で可能とするシステムのホワイトラベル、OEMを安価で提供して、全ての人がより豊かに、より自由になるように企業への理解を促し、啓蒙活動をしていくことを使命としています。
(1)調達の背景
これまで月に1回、2週間に1回と固定されていた給与(支払い)サイクルを進化させ、必要な時にリアルタイムで未払い分の賃金へアクセスを実現する技術は「給与即時アクセス」、”Earned Wage Access (EWA)” と呼ばれており、世界中で ”Payment Revolution” 、「給与(支払い)革命」を引き起こしています。当社のEWAサービスは、これまで課題とされてきた社会問題を解決する手段として評価され、正規雇用・非正規雇用問わず、企業、従事者の経済的摩擦を低減し、人々のwell-beingを強化する手段となっています。
このたびの評価内容として、
1. EWA(給与即時アクセス)をスケールするために必須となるコア技術の基本特許を日本、米国をはじめグローバルにカバーしていることに加え、ブロックチェーン技術までカバーしており、今後のビジネス展開において強力な競争力を生み出している点
2.世界最大のEWA市場となる米国においてADVASA米国法人によるビジネススケールを成功している点
3.いち早く日本のデジタル給与支払いを見据え、各企業とのシステム連携を実現している点
4.日本から誕生する数少ないユニコーンとして、新しく始まるWeb3時代において人々の日常生活に欠かせないサービスを提供するGAFAMに続くネクストGAFAMとなる可能性を持つ点
5.米国の特許スペシャリスト集団から成るWEB3時代の成長著しい企業への出資をはじめ、日本の風土では出資が難しくユニコーンを生みだせていない現状において、世界のトップで活躍する金融スペシャリスト、専門チームと協力し、資本業務提携を成立した点
が挙げられており、当社サービスの社会的意義、市場規模、成長戦略と将来性を評価いただきました。
(2)Web3を見据えた取り組み
当社は、従来の仕組みであるサービス提供者が個人情報を握るという仕組みを変革し、本人自身が個人情報を管理するという分散化されたWeb3プラットフォームの構築を進めています。2022年10月に開催された米国最大級のフィンテックイベントでは、”EWA + BLOCKCHAIN = FINANCIAL INCLUSION” によるWeb3金融包摂を発表し、米国政府関係者はじめ、多くのフィンテック企業より大きな反響をいただきました。
2023年1月中旬には、世界経済フォーラムが開催されるダボス(スイス)に赴き、「ブロックチェーンの進化がもたらす企業・政府へのインパクト」の分野で当社のWeb3金融包摂の発表を行い、金融包摂を目指している各国の政府関係者はじめ、世界のフィンテック業界を牽引する方々と協議を進めていきます。
当社が取り組んでいるWeb3構想は、
1.雇用と消費という経済社会の原動力を活性化し、
2.企業、従事者の働く環境を改善し、
「対価の支払い」という行為において、これまでの無駄を省くものです。
すべての方が正当な評価を得るための「労働者プロファイリング」の構築と「給与の流動化」、“Payment Revolution” という新しい金融インフラを構築することで、SDGs、貧困格差問題をはじめとした、すべての人にとって包括的で回復力のある持続可能性を提供し、人々のwell-being向上に貢献することを根幹としています。
実質的に「後払い」となっていたこれまでの給与体系によって生まれてきた“各所の歪み”に警鐘を鳴らし、”Everyday is Payday”、毎日が給料日となるインフラを構築することで、企業、従事者、社会の三方にとってより良い経済的循環を生み出していきます。
※ウェルビーイングの取り組みは、従業員の生産性向上、ひいては企業の業績向上にもつながります。 従業員のウェルビーイングが向上することで、仕事に対するやりがいが生まれ、モチベーションも高まります。 その結果、業務のパフォーマンスが改善し、個人の生産性向上や企業としての業績向上が期待できます。
(3)今後の展開ついて
デジタル給与の解禁が2023年4月に予定されている日本において、もはやEWAは一部の労働者に必要なツールという限られた枠組みにおさまらず、今後は全ての労働者にとって、「自分の給与を好きにデザインすることを可能とする」当然のツールとして定着していきます。
当社は、日本のHR事業者各社およびペイメント事業者各社とのシステム連携、OEM提供、パートナーシップ戦略を通じて、企業、従事者の双方にとって最適なEWA機能の開発と提供を進めていきます。
そして、Web3時代において日本が世界のトップを走れるよう、多様なステークホルダーを巻き込みながらweb3の活用を推進し、世界各国の課題の解決、ひいては日本政府が目標として掲げる「Society 5.0 for SDGs」の実現に貢献することを目指していきます。
■ADVASAについて
ADVASAは金融包摂の実現をミッションの一つとして、給与相当額への即時アクセスからキャッシュレス決済までをワンストップで実現するエンベデット金融機能の提供、給与即時アクセス立替型スキームの特許ライセンス、ホワイトラベル、OEM提供によるパートナーシップ戦略、代理店制度を進めています。
日本・米国・韓国・シンガポールなどはすでに特許を取得しており、知的財産(IP)業界において、米国、欧州、中国をはじめとした世界的なネットワークを持ち特許取引に特化したプラットフォームの開発などを手掛ける企業との提携、海外展開を進め、本来のEWA機能にブロックチェーン技術を組み合わせ、貧困課題の解決、金融包摂の実現を目指しています。
会社名:株式会社ADVASA
代表者:代表取締役 小杉 朝光
所在地:東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー4階
設 立:2017年4月
資本金:20億5951万5022円(資本準備金含む)
事業内容:
・労働者への資金提供システムの開発・OEM提供
・Fintech、AI、ブロックチェーン等のシステム開発
URL:https://www.advasa.co.jp